ストーカーの心理分析について
ストーカーの心理分析において、ストーカーがストーキング行為を諦めるときはありません。
ストーカーが諦めるときを待つのではなく、「ストーカー行為を諦めさせる」。つまり強制終了させる必要があります。
ストーカーを心理分析すると、5つのタイプに分類されることがわかっていますが、それぞれのタイプによってストーカー行為の目的が異なります。
まずはストーカーを分析して、確実な証拠集めの準備を始めて行きましょう。
■ストーカーの心理分析!5つのタイプとは
オーストラリアのモナシュ大学法精神医学教授で、ヴィクトリア法精神医学研究所メディカルディレクターのミューレン医師は、ストーカーの心理分析として以下の5つのタイプに分類しています。
1.親密追求型
「自分と相手が恋愛関係にある」という妄想にとりつかれたストーカーの心理状態が親密追求型です。
ストーカーは恋愛関係にあると思い込んでいるので、第三者が「嫌がっているよ」「付き合っていないよ」と説得しても全く意味がありません。
このような説得は、かえってストーカーの妄想に拍車をかけてしまうリスクがあります。
2.無資格型
相手の気持ちを考えることができないストーカーの心理状態が無資格型です。
相手の気持ちを考えられないので、自分の言動で相手に不快な気持ちにさせていることを理解することができません。
一方的に求愛行動を繰り返しがちで、相手が気持ちに応えてくれないと逆上してくる可能性があります。
3.憎悪型
相手に嫌がらせをして、相手を支配することで欲求が満たされるストーカーの心理状態を憎悪型と言います。
一方的に相手を憎んでストーカー行為を繰り返すため、ストーカーと面識がないことも多く、理不尽な理由からストーカー行為が始まります。
4.拒絶型
相手に交際を断られてフラれたことで、プライドが傷つくことからストーカー行為が始まる拒絶型。
ヨリを戻したい、自分を捨てた相手に復讐したいという気持ちでストーカー行為が始まるため、過激な行動に走るケースがあります。
5.略奪型
性的に被害者をいたぶることを目的にストーカー行為を繰り返す略奪型は、多くが男性です。
性加害者に多く、性暴力のひとつとしてストーカー行為を行います。
■まとめ
ストーカーにはわたしたちの常識が通用しないため、説得によってストーカー行為をやめさすことはほぼできないでしょう。
また説得がかえってストーカー行為をエスカレートさせてしまう原因になることも少なくないので、早急に証拠を集めて警察に相談し、対応してもらう必要があります。
証拠集めでは、誰がどのようなストーカー行為を行い、あなたにどのような被害が生じたのかを複数用意する必要があるので、調査のプロである探偵に依頼することをおすすめします。