嫌がらせによる慰謝料請求
嫌がらせによって被った精神的苦痛は、慰謝料請求という方法で癒やすことができます。
しかし嫌がらせによる慰謝料請求の場合、目に見えない被害なので事前準備が欠かせません。
そこで今回は、嫌がらせによる精神苦痛と謝料請求の相場や、事前の準備について解説していきます。
■嫌がらせによる精神的苦痛は慰謝料請求可能
嫌がらせによって請求できる慰謝料は、加害者の行いによって精神的苦痛を受けた場合によって請求できる損害賠償金のことです。
生命や身体、名誉、貞操などが、不法に侵害された場合に請求することができます。
●近所からの騒音による精神的苦痛
●ストーカー被害による精神的苦痛
●SNS上で誹謗中傷を受けたことによる精神的苦痛
●パワハラやモラハラによる精神的苦痛 など
上記のような嫌がらせのケースで慰謝料請求することが可能です。
■嫌がらせによる慰謝料請求の相場
嫌がらせによる精神的苦痛は、明確な被害額を算出することができないので、これまでの判例を基準として、常識の範囲内で算出されます
多くの場合で、相場は30万円〜300万円程度となっており、数千万円の慰謝料を請求できたケースがありますが現実的ではないので認められないことが多々あります。
■嫌がらせで慰謝料請求をする際は証拠が必要
嫌がらせによる慰謝料請求で最も重要なのが、加害者を特定するとこと、嫌がらせの証拠を集めることです。
嫌がらせの慰謝料請求額は、証拠の質や量で多くが決まるため、探偵や興信所に依頼して質の高い証拠を集めるようにしましょう。
探偵や興信所であれば、張り込みや尾行調査の他に、独自のネットワークを用いた専門調査が可能です。
十分な証拠を持っていれば、裁判で有利に働くだけではなく、示談などで慰謝料請求することも可能になります。
■まとめ
嫌がらせによって精神的苦痛を受けた場合、慰謝料請求をすることができます。
嫌がらせによる精神的苦痛は、目に見えない傷なので明確な証拠や加害者の特定が必須となることから、探偵や興信所の力を借りて質の高い証拠を押さえる必要があります。
個人で嫌がらせの証拠を集まることは難しく、かえって嫌がらせをヒートアップさせてしまう結果になるリスクを伴うので、嫌がらせの証拠集めはプロに依頼するようにしましょう。