社員の素行調査とは?
「素行不良の社員を調査したい」このように考えている方を悩ませるのは、どのくらいの素行不良で調査を行ったら良いのか、また素行調査は違法行為なのではないかという点ではないでしょうか。
そこで今回は、素行調査を行うケースと、素行調査が違法行為ではない理由について解説していきます。
■社員の素行調査とは?何をするの?
企業は会社内の人事や労務など、労働環境の監督義務があります。
そのため、以下のような素行の悪い社員に対して、企業は社員の素行調査を行って、未然に社内トラブルを防止することをおすすめします。
●社員の素行を不審に思うことがある
●営業中や外回りの社員の素行不良のうわさがある
●企業機密情報の漏洩や顧客リストを外部に漏らした社員がいる
●営業成績や業績が良くない社員がいる など
社員の素行調査は、探偵や興信所に依頼することで円滑に実施することができます。
素行調査が得意な探偵や興信所では、張り込みや聞き込みなど、プロならではの方法で、素行不良の社員の調査を行います。
■社員の素行調査は違法になるのか
社員の素行調査を検討している方は、「素行調査は違法になるのではないか」という気がかりがあるのではないでしょうか。
先に結論を言うと、社員の素行調査は「素行不良」という理由で調査を行う際は違法にはなりません。
まずなぜ「素行調査は違法」と言われるのかというと、ストーカー防止法という法律に抵触しているのではないか?と考える方が多いためです。
ストーカー防止法は、恋愛感情を抱いた上でつきまといなどのストーカー行為を行うと違法になる法律で、今回の素行不良の社員への素行調査は、ストーカー防止法には抵触しません。
そのため、企業側は安心して素行不良の社員へ素行調査を行って良いでしょう。
■まとめ
素行の悪い社員は、探偵や興信所を利用して素行調査をしても違法行為にはなりません。
企業は労働環境の監督義務があるので、トラブルを起こすリスクが高い社員に対しては、素行調査を行って状況把握、トラブルへの対応を検討する必要があります。
探偵や興信所によって素行調査が得意・不得意なところが異なるので、素行調査が得意な探偵や興信所に社員の素行調査を依頼するようにしましょう。