なぜ盗聴被害は起きるのか

盗聴そのものを罰する法律がない上に、現代では盗聴アプリの登場や、安価で性能の良い盗聴器を手軽に購入できる背景などから、盗聴という行為のハードルは非常に低くなっています。

では、なぜ犯人は盗聴をするのでしょうか？

今回は、犯人が盗聴する理由について3つの傾向を解説していきます。

■なぜ盗聴するのか？犯行に及ぶ3つの理由

犯人が盗聴するには、3つの理由があることが多いですが、なぜ盗聴したのかについては動機がさまざまです。

ここからは、盗聴犯の犯行理由と動機について解説していきます。

1.盗聴そのものを楽しんでいる

盗聴すること自体を楽しんでいる場合、盗聴犯とまったく面識がないケースが多く、そもそも盗聴されていることに気づいていない方が多いです。

好奇心や興味本位で盗聴する犯人は、盗聴器に関する知識が非常に長けているので、簡単に盗聴器が見つからず、探偵に調査を依頼した際は調査が難航することが多いです。

実害が出ることは少ないですが、精神的に盗聴されるというのは気分の良いものではないので、いつもと違うことに気づいたら早めに調査を依頼した方がいいでしょう。

2.盗聴して得た情報で危害を加えたい

ストーカーや怨恨などで、あなたに対して危害を加えたいから盗聴している犯人の場合、あなたの家や持ち物に盗聴器を仕掛けていることが多いです。

盗聴で得た機密事項で、あなたの弱みを握って脅しをかけてくることも考えられるので、早急な対策が求められます。

必要な情報を得たら、犯人は盗聴器を回収する必要があることから、比較的盗聴器を探しやすいケースです。

3.盗聴することで監視をしたい

素行調査や浮気調査で、あなたの情報を得るために盗聴しているケースもあります。

冒頭でお話したように、盗聴器は簡単に安価で性能の良い盗聴器が買えるので、親が子供の部屋に。あるいは、恋人や配偶者がパートナーの部屋に盗聴器を仕掛けることも多くあります。

身内による盗聴被害の場合は、電波で音声を飛ばすタイプの盗聴器ではなく、録音タイプの盗聴器が多く、スマホのボイスレコーダーで代用されることも多いです。

■まとめ

盗聴被害に遭う理由はさまざまで、何かのきっかけで盗聴器を見つけた場合や、被害が出ている場合は警察に相談しましょう。

しかし、犯人を特定して法的に解決したい場合は、探偵に調査を依頼して、盗聴器を仕掛けた犯人を導き出してから解決することをおすすめします。